2007年01月19日

欧州でナチ絡みの表現を巡ってひと悶着

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・欧州連合(EU)内で、ナチス・ドイツによる第2次大戦中のホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の
 事実を否定したり、ナチスのシンボルである「カギ十字」を公の場で掲げたりすることを禁止
 しようという動きが出ている。一部加盟国は「言論の自由」が制限されるとして反対姿勢を
 示しているほか、カギ十字を「平和」の象徴とするヒンズー団体も猛反発しており、法整備
 までには紆余曲折がありそうだ。

 この動きは、EU議長国のドイツが主導しているもので、15日のEU会合で正式に提唱された。
 ユダヤ人約600万人の命を奪ったナチスを生んだドイツでは、ホロコーストの否定発言をしたり、
 公の場でナチス式の敬礼をしたりすることは懲役刑の対象となる。ヒトラーの著書「わが闘争」も
 出版禁止だ。類似の法律は、オーストリアやベルギーなど4カ国にもある。

 EUでは今月、ルーマニアなどが新規に加盟したことで欧州議会(定数785)内で新たな
 極右会派が結成されたほか、ホロコーストを「神話」と語るイランのアフマディネジャド大統領が
 先月、ホロコーストを検証する国際会議をテヘランで開催したことから、ドイツはEUで明確な
 方針を打ち出したい考えだ。

 加盟各国はホロコースト否定発言を厳しく非難することでは一致しているものの、英国など
 3カ国は「言論の自由」が制限されるとして法導入に慎重な姿勢を崩していない。英国では
 2005年、ヘンリー王子が友人宅の仮装パーティーでナチスの制服を着用し、物議を醸した
 ことがある。

 EUのこうした動きは英国やオランダなど5カ国に拠点を持つヒンズー団体から猛反発を
 招いている。同宗教にとってカギ十字は5000年も前から「平和」を象徴するもので、団体
 幹部は「ヒンズー教の結婚式でカギ十字は最大の敬意が払われる。(米国の黒人差別主義者
 グループ)KKKが火を付けた十字架を持ち歩くからといって、十字架を禁止するつもりか」と
 憤慨している。(一部略)

■ホロコースト否定禁止の動きに対するEU内の各国の立場
<法整備国>ドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、ベルギー
<慎重国>英国、スウェーデン、デンマーク
 http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070118/erp070118000.htm
posted by 番頭記者 at 01:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 一般ニュースデスク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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